「死を豊かに迎え入れる場所」として、都心における住居集合を創案する。 多世帯にわたる住居集合は、時間の経過とともに変化し、住人は順次、亡くなってゆく。 それら住人の死を丁寧に看取りつつ、変化に応答する都心型住居群を考える。 40坪の敷地、40坪の延べ床面積を持つ住居集合に、40年住むことを想定した、 「死ぬことへの準備のための場所」。すなわち、ホスピスとしての住居集合。 A、B、Cという3つの分棟が40年の経年変化に応じて代謝し、入れ替わってゆく。