浮かぶ茶室と竹ドーム

今回は、浮かぶ茶室と竹ドームを制作した話です。

以前、大学の世田谷キャンパス内に、研究室で浮かぶ茶室を作りました。そこに竹のドームを重ねあわせ、キューブ(立方体)とドーム(球体)を組み合わせた構築物を制作して見ました。

最初にまず、木材で立方体を作り、それを竹のドームで覆います。竹は、世田谷トラストまちづくりという団体から、提供していただきました。

立方体を竹ドームで覆う立方体は一辺が2.4m

次に、竹ドームの中に、複数の立方体を組み入れます。

次に壁を貼ります。

塗装作業。だんだん形が見えてきました。学生たちが、頑張っています。

これが、完成をイメージした模型写真。

竹ドームは途中で少し曲がってしまいましたが、何とか完成。赤いキューブが、茶室部分。

少しだけ浮かんでいます。フローティング・ティールーム。

彫刻家のイサムノグチによる、「レッド・キューブ」という作品を参考にしました。

そこに、白い立方体の展示スペースと待合を組み合わせて、コントラストを作りました。

完成後は、茶道部の人たちを招いて、お茶会もやりました。これが茶室内部。掛け軸も本格的で、なかなか良くできています。内装デザインも、すべて研究室で行いました。

同時に、仮設建築博物館として、研究室で制作した建築模型もい、いろいろ展示。

お茶会の風景です。学外からも、多数の方々が参加。

楽しいプロジェクトでした!

ではまた!