implexe: 2010年11月アーカイブ

アンプレックスにてこれまで設計した住宅の、検討用模型の一部です。
こうした模型を通して、外観やインテリア、水廻りや周辺環境との関係、視線と採光のバランス、庭と家とのつながりなど、いろんな次元を繰り返し検討して、最終的にもっとも良い建築空間へとたどり着くことを目指します。
写真は、100分の1の住宅模型。これらはいずれも、最終的に実現した住宅の、プロセス段階のものです。

(Y.M)

模型写真例.jpg


11月14日に開催された、マラソン大会に出場してきました。岐阜の、いびがわマラソンです。
研究室の学生たちと一緒に、全員で参加して、走りました。
1万人以上の人が参加する、大規模なマラソン大会で、老若男女、本当にいろんな人が参加してました。下は高校生から、上は80歳代の人まで、ファッションも色とりどりで、ゲストに高橋尚子さんや西田ひかるさんも来ていて、なかなか華やかな会でした。
僕はと言えば、普段、走っているわけではないので、21キロのハーフマラソンに出場しました。それでも、たぶん、途中でリタイアするだろうと思っていたのですが、意外なことに、スタートしてみるとけっこう走り続けることができたのです。
多くのランナーたちに囲まれた、廻りの雰囲気もあったのでしょう、9キロ近くまでは一度も止まらずに走り続けることができました。9キロ手前で、急な坂道になって、さすがに歩いてしまいましたが、その後も断続的に、走るのと歩くのを繰り返しながら前に進み、気がついたら規定時間の3時間以内で完走することができました。
おかげでかなりの筋肉痛になってしまいましたが、完走することができたのは、何ものにも代えがたい大きな手応えとなって返ってきて、嬉しかったです。

よく建築は、マラソンにたとえられます。計画が始まってから完成するまで、長い時間がかかるので、焦らず、急がず、でも止まらずに、少しずつ作業が進んで行くからです。慣れていないと、こうした過程がじれったくなることもあります。が、だんだん、そのプロセス自体を楽しめるようになってきます。そうなると、建築を創ることほど、面白いものはありません。
とある建築雑誌の、先月号の特集が、「スロー・アーキテクチャー」というものだったのですが、建築を創るという行為自体が、スローライフやマラソンといったものと、とても似ているところがあります。

ゆっくり生きることを、全面的に肯定し、そこに多くの価値と面白さを注ぎ込む行為こそが、建築なのだ、と思います。
だから、家づくりを含め、建築を創ることは、住まい手や建築家だけでなく、そこにかかわる人たちみんなを、いろいろな次元で、元気にしてくれます。

(Y.M.)
東京の明治神宮外苑で開催されている、東京デザイナーズウィーク2010に行ってきました。僕の研究室の学生が、学生展示で出展しているので、時間の合間を縫って、顔を出しに行ってきたのです。
会場は、多くの人で賑わっていました。コンテナを使ったインテリアの作品や、絶滅種をテーマとした学生作品、企業や外国人デザイナーの作品紹介など、デザインにかかわるあらゆるアイテムが揃っていて、短時間では見きれない、豊富な展示内容でした。下の写真は、会場の風景です。
僕の研究室の学生が、これまで4年続けて作品出展に参加しているので、毎年、観にきています。今年は環境というテーマを、より強く押し出してる作品が多かったようです。見本市と学園祭と展覧会を組み合わせたようなこのイベントは、祝祭的な雰囲気を生み出していて、なかなか面白いです。こうして様々な次元のデザインに触れると、人間が何かを表現しようとすることは、根源的な欲求なのだなということを、改めて痛感します。その思いの強さをうまく形にできれば、人の心を打つことができるのでしょう。

建築も同じで、単純な利便性だけでなく、「居心地の良さ」や「使いやすさ」、「住みやすさ」をクリアした上で、さらにより高い次元の空間を見いだすことができると、建築が住まい手や使い手の心を打ち、感動を与えたり、人を生き生きと元気にさせたりしてくれるのだと思います。

少し話がずれますが、以前、僕の事務所で、二世帯住居を設計させていただいたことがありました。その際に、親世帯のお母様が、設計を始める前に癌を煩われていたのですが、設計を終えて完成した住居に住まわれるようになってから、癌が直ったそうです。(本当です)。このときはクライアントのご家族のみなさんにとても感謝され、設計者としても、素直に嬉しかったです。
もちろん、建築だけが、回復の要因ではないと思いますが、建築にはそうした力もあるのだ、と思います。

デザイナーズウィークの会場で、人ごみをかきわけて、テント内の企業展示を駆け足で見て回っていると、建築家の伊東豊雄さんが、とあるブースで、サイン会をやっているのを発見。
いろんな人が、来ていたようです。


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