大学で学生たちと雑談しているおりに、「ケーキで建築を作ってみたら面白いのでは」ということを話していたら、研究室の学生が、ある日、ケーキの建築を作ってきました。それから何人かの学生が、競うようにケーキ建築を作って研究室でお披露を行い、僕も食べさせてもらって、盛り上がりました。
それで「ケーキ」(cake)と「建築」(architecture)を掛け合わせて「ケーキテクチャー」という言葉を作り、いろいろ可能性を考えてみることにしました。
今年の6月に、建築家の伊東豊雄さんに、大学に来ていただいて講演会を開催しました。そのときに終了後の懇親会で、サプライズのプレゼントとして、伊東さんの建築をケーキで作って見ていただきました。研究室の学生たちが作ったものです。伊東さんもとても喜んで下さって、作った学生たちも大喜び。
「食べられる建築」というのは、そこにいる人たちに喜んでもらえるので、良いですね。それで味がよければ、文句なしです。
写真は、伊東さんにケーキテクチャーを見ていただいているときのもの。
テーブルに置かれた3つのケーキのモチーフが、何の建築か、お分かりになるでしょうか。
(Y.M.)